COLUMN何故シルバー製のアクセサリーであり、男性服飾雑貨なのか?

何故シルバー製のアクセサリーであり、男性服飾雑貨なのかを、自分自身で紐解き、掘り下げてみた。漠然と携わりたかったという思いが沸いたのが始まりだった。

そこに行きつく理由はなんだったのか、自分自身を探ってみた。

まず、大阪や東京の図書館で、関係する書籍を見てみた。専門書を紐解き、何冊かを読んでいく中で、自分の思いの背景、幾つかが明確に見えてきて、それらが繋がった。

そこから見えたもの、ひとつは、自分の育ってきた子供の頃の思い出、日本文化を大事にしていた父と母が執り行っていた行事、家系、その体感してきたことにより、私の基本があり、家の歴史、日本の歴史、特に、日本の明治の時代だった。

明治の時代のことを気にもせず、知ろうともせずに、これまで自分は生きてきた。

昭和生まれの私には、ほんの少し前の時代のことであり、祖父と祖母は明治の生まれだったから、決して遠い過去の時代ではなかったのに、これまで知ろうとしていなかった。

年齢を重ねてきたせいか、最近は、よく子供の頃のことを思い出す。

特に、育ててくれた父と母が、私にしてくれたことを思い出す。

夏になると、父が大量の花火を買ってきて花火をしたこと、家の神様、えびす様、地の神様の行事、十五夜お月見のお供え、盆飾り、お盆のぼた餅作り、お寺さんへ行く、お墓参り、餅つき、雛祭り、紅白や緑色三色の菱形のお餅作り、母の手編みや機械編みのカーディガンを着ていたス小学生時代、菊や様々な花や野菜の栽培や新しい品種の野菜作りが好きだった母、稲作をしていた兼業農家で苺作りもしていて、沢山の苺を食べたことなど、最近、ふっとした時に関連性からか、頭に浮かんだ場面の思い出だ。

私の母と父の家は代々続く家で、その家のことはしっかりと調べたいと思いつついて、なかなか取り組めていないでいる。調べることを気掛かりに思い、10年以上は経過しているだろう。

気にかけていながら、やれていないこと、心に引っかかっているから、頭の中から記憶が時々ぽろりと出るのかもしれない。 自分のルーツの家のことは、知っておきたい。